日本の競馬では賭けの参加者が出資した額の2割ほどが控除されて運営費として充てられます。倍率も出資額から一定率が控除された後に計算されますが、ヨーロッパなど海外のブックメーカーの場合にはまず倍率を決めてから出資を募ります。日本の競馬では胴元が必ず儲かるシステムになっていますが、海外のブックメーカーは倍率が高くなりすぎると配当金が多くなり損をする場合が存在します。
ヨーロッパなどのブックメーカーでは倍率の決定が非常に重要です。賭けの参加者は決定された倍率を見てから参加を決定します。そのため倍率によっては参加者が集まらずに賭けが成立しない場合もあります。世界的なスポーツの試合などがある場合には、損失に備えてブックメーカー同士がお互いに賭け合うという現象も見られます。
日本では競馬などの例外を除いて賭け事が法律で禁止されています。一方海外のブックメーカーサイトにアクセスして利用することについては明確な法規制が行われておらず、グレーゾーンです。そのため国内から賭けに参加する人も多く存在します。日本のサッカーリーグやプロ野球が賭けの対象とされる場合もあります。特定の分野に関する知識に習熟すれば賭けを有利に行うことができるため、投資目的で利用する人も多く見られます。